ごあいさつ

 本来、日本人一人ひとりが受け継いでいるはずの伝統文化。
 その精神性はともかく、身体における日常のごく当たり前な技でさえ、現代の日本人は
 失いつつあります。礼儀作法や立居振舞、何気ない仕種さえ、
 半世紀前の日本人とは大きく変わってしまいました。
 生活様式が西欧化した現代ではそれも仕方ないと、言っていていいのでしょうか。
 日本人の身体動作の中にある優れた技を失うことは、日本文化にとって大きな損失です。
 国際化の今だからこそ、自らの伝統を見直すべき時なのだと思います。
 伝統文化に携わるものとして、せめてそのきっかけを作れれば、という思いから、
 この活動を始めました。
 若い世代の方はもちろん、戦後に西欧文化の影響を受けてこられた世代の方々とも、
 この問題を一緒に考えていきたいと思います。
 お一人でも多くの皆様にご参加いただけることを願っています。
 伝統を語る際に陥りがちな片寄った精神論ではなく、
 日本人が本来持っているはずの技(メソッド)を、身体論、技術論的立場から捉え、
 誰にでも分かりやすい形で活動して行きたいとの思いから、「和のメソッド」と名付けました。



                                    代表 林千永


 目的・使命

 広く一般の人に対して、日本舞踊や能・狂言など日本の伝統文化を基本とした
 身体表現技法〈和のメソッド〉の普及活動を行い、芸術文化の活性化と教育・福祉・医療
 の分野での社会貢献に寄与することを目的としています。

 活動内容

 1)身体表現技法〈和のメソッド〉の普及活動
 2)自主企画公演、創作公演
 3)〈和のメソッド〉の社会福祉、教育への活用と実践事業
 4)広報活動など